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生地ができるまでの旅

生地ができるまでの旅

**Signature Aoyama Blog**

みなさま、こんにちは。

青山店の嶌野です。

本日は豆知識のご紹介。

私たちが店頭に置いているスーツ生地が

どうやってできているのか書いてみようと思います。

意外と知られていないことがたくさんありますよ!

「豆知識」という感じなので

長くなりますがお暇な方は読んでいってください。

⓵羊毛を刈ります

スーツの生地の基本はオーストラリアやニュージーランド産の

高品質のメリノウール。毛刈り職人の仕事は

「世界で最もきつい仕事」と言われるそう…!

暴れる羊と戦い、羊毛まみれになりながらの

大変なお仕事です。

②羊毛を選別します

一度きれいに洗い、スーツ生地に向かない羊毛を取り除きながら

太さ・長さ・色など、さまざまな項目で分類していきます。

近い質の羊毛同士で生地にした方がきれいに仕上がるのです。

③染色します

大きな窯で染色していきます。

羊毛のまま染めるのは手間と時間がかかりますが

染めた毛を数色ブレンドすると深みのある色になるので

この段階で染めるのがメジャーな方法です。

(糸や生地にしてから染める場合もあります)

④糸を紡ぎます

羊毛をより合わせて糸にしていきます。

(もちろん今は機械でやっていますよ!)

「よりの強さ」や「太さ」などで生地の質感が変わります。

ちなみに、高品質なウール(Super表記が高い)ほど

生地が滑らかなのは、

「高品質なウール→細い糸が作れる→生地の凸凹が減る」

という理由です。

ウールの品質よりも実は糸の細さが直接関係しているのです。

糸づくり、結構大事なポイントなのです。

⑤織ります

機械に糸をセットし、布を織っていきます。かなり大きい

音がするので、織物工場ではまともに会話ができないほど。

小さい織物工場では機械にたて糸をセットするのを

手作業で行っていたりします。

簡単に聞こえますが、5000本の細い糸を一つずつ

針穴に通していく作業…、集中力が鍛えられそうです…。

⑥生地を洗い、仕上げます

織りあがったばかりの生地は、実はかなりゴワゴワ、バリバリです。

柔らかく滑らかにするために、大量の水と石けんで何度も洗います。

そして品質を安定させるため

生地にアイロンをかけ、一度寝かせて

さらに窯で生地を蒸しあげて…

色々な加工をして、すべすべツヤツヤの

なめらかな表面に仕上げます。

この工程が最終的な手触りに一番影響するので

洗い機に天然木を使ったり、ワインのように洞窟で寝かせたり、

独自に石けんを開発したり…

どこのメーカーもこだわりの加工方法があります。

⑦ようやく完成です!

たくさんの工程を経て仕上がった生地は最後にキズや

色ムラが無いか検品をしてようやく出荷となります。

ここまで読んで下さった皆様お疲れさまでした!

簡単に書くつもりでしたが

工程がたくさんあり、長くなってしまいました…

(これでもかなり省略したんですが…!)

生地はここから生地屋さんに渡り、お店に渡り、

店頭でお客様に選ばれるのを待つことになります。

スーツになるための道のりはまだまだ長い…!

羊毛がスーツ生地になるまでは

たくさんの工程と、たくさんの人の手を渡ってきます。

たくさんの職人さんのこだわりが詰まっていることを

少しでも感じていただけたら幸いです。

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